Wiseってよく聞くし、みんな持ってるみたいだから海外に必要なものなんだろうけど…Wiseって一体なに?いつ使うの?
ワーホリ・留学の準備を始めると、よく見聞きするWise(ワイズ)ですが、「いまいちよく分からない」という声もよく見かけます。
そこでこの記事では、Wiseの概要やメリット、Wiseを使うべきタイミングについて分かりやすく解説していきます。
みこ
- 現在オーストラリアに夫婦でワーホリ中
- 海外渡航 7カ国・ノマド経験あり
- 今までに「クレカ15枚以上・SIM10社以上」利用
- 趣味で「海外でのお得な決済手段やサービス」を日々リサーチ
- 現在オーストラリアに夫婦でワーホリ中
- 海外渡航 7カ国・ノマド経験あり
- 今までに「クレカ15枚以上・SIM10社以上」利用
- 趣味で「海外でのお得な決済手段やサービス」を日々リサーチ
Wiseとは
Wiseとは一言でいうと「簡単・お得に海外送金できるサービス」です。
海外送金を普段行わない方には馴染みのないサービスですが、WiseはTransferWiseという会社(本社イギリス)が運営しており、日本でも正式に認可を受けている金融サービス業者です。
Wiseは、金融サービス事業として登録されているTransferWise Limited の商号です。日本ではワイズ・ペイメンツ・ジャパン株式会社(Wise Payments Japan K.K.)がサービスを提供しています。関東財務局長 第00040号 加入団体 一般社団法人 日本資金決済業協会
参照:Wise公式サイト
Wiseには、実は海外送金以外の機能もありますが、話がややこしくなるので、ここでは一旦「Wise=海外送金サービス」の認識で読み進めてください。(その他の機能については後ほど説明します。)
Wiseのメリット
「簡単・お得に海外送金できるサービス」のWiseですが、具体的には以下のようなメリットがあります。
- オンラインで簡単に海外送金ができる
- 手数料が安い
- 隠れコストがない
- マイナンバーなしで海外送金できる
オンラインで簡単に海外送金ができる
Wiseでは専用アプリやWeb上で、いつでもどこでも海外送金を行うことが可能です。
最近はオンラインで海外送金できる銀行も増えてきましたが、窓口でしか海外送金できない銀行もまだまだあります。
そのような中、煩雑な手続きもなく、オンラインで簡単に海外送金できるWiseは、海外送金初心者の強い味方ですね。
手数料が安い
海外送金は手数料が高いというイメージがありますが、Wiseでは一般的な日本の銀行より最大16倍も安い手数料で海外送金が可能です。
海外送金では大きめの金額を送ることが多い分、手数料も高くなりがちなので、手数料の安さはとても重要ですよね。
隠れコストがない
銀行を通して行う海外送金では、為替手数料のほかに送金手数料や、場合によって受取手数料もかかり、それらの手数料が全部でいくらになるか?は、送金が完了するまで正確には分からないことが多いです。
しかしWiseでは、Webやアプリ上で送金前にシミュレーションを行うことができ、事前に手数料を把握できるようになっています。
送金前に見落とす手数料(=隠れコスト)がないので、安心して利用できます。
マイナンバーなしで海外送金ができる
日本の銀行から海外送金を行う場合、不正防止の観点からマイナンバーが必要です。
そのため、ワーホリ・留学時に海外転出届を出した方の場合、マイナンバーは失効してしまうので、日本の銀行からの海外送金ができないということになります。
しかしWiseであれば、海外送金時にマイナンバーが必要ないので、海外生活中の海外送金も問題なく行うことが可能です。
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Wiseが簡単・お得に海外送金できる理由
Wiseが簡単・お得な海外送金サービスだってことは分かったけど、どうやってその安さを実現してるの?
海外送金において、Wiseがなぜ他社より簡単かつ安く利用できるのか、正直ちょっと不思議ですよね。
実はWiseでは、通常の海外送金とは違った「独自の海外送金システム」を構築しており、その仕組みにより手数料を削減しています。
Wiseと他行の海外送金の違い
一般的な海外送金
海外送金を行う際、一般的によく知られているのは「日本の銀行口座から海外の銀行口座」へ送金する方法です。
しかし、海外送金は国内送金と違って、対象の日本の口座から海外の口座へ直接送金することができません。
そこで通常の海外送金では、海外送金の中継を行っている銀行を介して送金しなければならず、当然その中継銀行への手数料が発生します。
また受取先の銀行によっては、受取手数料がかかることもあります。
Wiseでの海外送金
一方Wiseの独自システムでは、
- 自分の日本の口座→Wiseの日本の口座に送金(国内送金)
- Wiseの海外の口座→対象の海外の口座へ送金(国内送金)
というようにWiseだけが間に入り、それぞれの国での国内送金によってお金を移動させています。
中間業者が介在しないため、私たちが手数料を払う相手はWiseだけ。
仕組みの違いを知れば、Wiseが他の海外送金方法よりもお得な理由を納得できますね。
海外送金以外にも便利なサービスあり
Wiseは「簡単&お得に海外送金できるサービス」ですが、海外送金以外にも便利なサービスがあるので、それぞれご紹介していきます。
- Wiseデビットカード
- マルチカレンシー口座
Wiseデビットカード
Wiseではデビットカードを発行することができ、国内外での支払いに利用可能です。
- 決済時の海外事務手数料が無料
- 海外ATMでの出金が可能
決済時の海外事務手数料が無料
通常、海外での支払いに日本のクレジット(デビット)カードを使う場合、海外事務手数料がかかります。(決済額の2%前後)
でもWiseデビットカードの場合、この海外事務手数料は0円。
ただし、後述するマルチカレンシー口座に日本円か現地通貨の残高が必要なので、両替手数料がかかる場合があります。
海外ATMでの出金が可能
Wiseデビットカードでは、海外ATMでの出金も可能で、「月に2回、合計3万円まで」はATM利用手数料も無料です。
海外でのデビットカード決済とATMでの出金、ともに人によっては重宝する機能なので、Wiseアカウントを作成した際はぜひデビットカードも発行しておくと良いでしょう。
マルチカレンシー口座(=複数通貨口座)
マルチカレンシー口座とは、Wise内に所有できる口座のことで、一般の銀行口座と同じように使えます。
日本円の口座だけでなく、米ドルや豪ドルなど複数通貨の口座を作ることができ、例えば自分の円口座から米ドル口座へお金を移動させることも可能です。
ちなみに、Wiseデビットカードでの決済やATMでの出金は、このマルチカレンシー口座の残高から引き落とされるので、残高の事前確認をお忘れなく。
海外でのお金周りはWise一択!ではない
Wiseは海外生活のお金周りで非常に役立つサービスですが、実はどの場面でもWiseが一番お得なわけではありません。
「場面によって使い分けるのはめんどくさい」という方に1つだけおすすめするならWiseですが、ムダに手数料を払いたくない方には場面によって使い分けることをおすすめします。
では、Wiseがお得な手段となる場合はどんな時か?それは
- 外貨を日本の銀行口座へ海外送金するとき
- ワーホリ・留学ではマイナーな国でデビット決済するとき
それ以外の場合では、Wiseよりお得な手段があります。
利用シーン別のお得な手段については「こちらの記事」にて紹介しているので、興味があればぜひご覧ください。
まとめ
海外在住者の多くが持っているWiseについて紹介しました。
Wiseとは「簡単・お得に海外送金ができるサービス」で、加えてデビットカードやマルチカレンシー口座の機能まである、便利な金融サービスです。
特に渡航直後の、現地通貨での収入ができるまでの期間は、日本で作ったクレジット(デビット)カードや日本円の貯金で生活するため、Wiseなどのお得なサービスは非常に重宝します。
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