日本の携帯電話番号どうする？ワーホリ・留学におすすめの手段と格安SIMを紹介

ワーホリ・留学で海外に長期滞在する場合、今のスマホの契約や電話番号をどうするか悩みますよね。

「解約か契約維持か？維持するならどうやって？」など、決めることが多くて結構大変です…。

そこでこの記事では、ワーホリ・留学中の「日本の電話番号の扱い」について最適な手段・格安SIMなどを解説していきます！

渡航後に後悔しないよう、「スマホ (SIM) 関係よく分からない…！」という方はぜひ参考にしてください◎

解約 or 維持？日本の電話番号は〇〇が最適解！

さきに結論を述べると、ワーホリ・留学中、日本の電話番号は維持するのが最適解です！

なぜなら、海外でも日本の電話番号でのSMS認証が使えないと詰むから。

これ見落とす方が本当に多いので要注意…！

海外生活中も日本のサービスやアプリを使う機会は多々あり、登録・ログイン時に本人確認のため「日本の電話番号でのSMS認証」をよく要求されます。

特に、高いセキュリティが求められる銀行やクレジットカードのログインは、日本の電話番号しか受け付けてくれません！

ワーホリ・留学中、日本のサービスやアプリを絶対使わない場合は、日本の通信会社を解約し電話番号を手放しても構いません。

ですが、そうでない方には番号維持を強くおすすめします！

日本の電話番号を維持する方法

今使っている日本の電話番号を維持する方法は、以下の2パターンがあります。

このうち、ワーホリ・留学生がとるべき方法は「②格安SIMで契約維持」一択！

「①番号保管サービス」を選ぶワーホリ・留学生も見かけますが、正直この方法にはメリットが1つもありません…。

その理由と各方法の特徴を以下で解説していきます。

①大手キャリアの番号保管サービスを利用する

番号保管サービスとは、大手キャリア (ドコモ、au、ソフトバンク) が提供する、長期間回線を利用しない方向けのサービスです。

番号保管サービスの特徴は、通話・SMS・ネット通信が一切できないこと。

つまり、SMS認証できません…！

冒頭に書いたとおり、海外でも「日本の電話番号でのSMS認証」は結構使います。SMS利用不可なんて選択肢として完全にアウトです。

ちなみに各社の料金等は以下のとおり。

	ドコモ	au	ソフトバンク
事務手数料	① 3,850円 ② 1,100円	3,850円	3,850円
月額	440円	409円	429円
保管期間	最大6年間	最大5年間	最大5年間
手続方法	①ドコモショップ ②電話 / オンライン	auショップ	ソフトバンク ショップ
詳細	公式サイト	公式サイト	公式サイト

月額料金に関しても、後ほど紹介する格安SIMの方が安いです。

番号保管サービスを選ぶメリット、本当に1つも見当たりません…。

②格安SIMで契約を維持する

ワーホリ・留学中の、日本の電話番号維持に最適なのが「格安SIMで契約維持する」方法。

具体的には「大手キャリアから格安SIMに乗り換え、ワーホリ・留学中も契約し続ける」という方法になります。

適切な格安SIM会社・プランを選べば、電話番号を安く維持でき、海外でのSMS認証も可能です！

間違いなくこれが1番無難な方法なので、特別なこだわりがない方はこれを選びましょう！

ワーホリ・留学におすすめの格安SIM３選

格安SIMの会社は数えきれないほどあり、ワーホリ・留学に適切なものを選ぶのはなかなかハードですよね。

そこで私が15社から厳選した「海外におすすめの格安SIM」を3つご紹介します！

3社ともコスパが良く、海外での利用に必要な機能がちゃんと備わっているので、ぜひ参考にしてみてください。

①HISモバイル【月額280円】

参照：HISモバイル

HISモバイルは月額280円とかなり安く、海外でのSMS認証も可能◎

また、いつでも無料でプラン変更 (データ増量) できるので、「海外にいる時は1GBプラン (280円) 、一時帰国時は7GBプラン (990円) 」という柔軟な使い方もOK！

「安くて使い勝手も良いSIM」を探している方におすすめのSIMです！

HISモバイルの詳しい情報 (メリット・デメリットや注意点など) を知りたい方は、ぜひこちら↓の記事もご覧ください◎

②mineo (マイネオ)【月額250円】

参照：mineo

mineoのマイそくスーパーライトは、最も安く番号維持できるプランです！

ただし、以下のデメリットもあるので要注意。

日本での利用には不向きなので、一時帰国時には他社SIMやWi-Fiの契約が必須。正直使い勝手はイマイチです…。

とはいえ、eSIM対応＆海外でのSMS認証可能なSIMとしては最安なので、めったに帰国せず「電話番号維持と海外でのSMS認証さえできればOK」な方には良い選択肢でしょう。

③楽天モバイル【月額968円〜】

参照：楽天モバイル

先に紹介した2社より月額料金は高いですが、楽天モバイルでは「ポイント払い可能」なうえ、今なら紹介経由の申込で「13,000ポイントもらえる」キャンペーン中！

つまり月額料金が約1年、無料！

また、楽天モバイルは番号維持・SMS認証はもちろん、海外でのネット利用や日本への無料通話も可能で、間違いなく「利便性No.1のSIM」です。

特に便利なのが、海外でのネット利用が毎月2GBまで無料で行えること！

おかげで海外到着後、現地SIMやWiFiがなくてもすぐにネットが使えます◎

便利なサービスが毎月使えて、最低でも1年無料の楽天モバイル、もはやワーホリ・留学する全員におすすめです！

楽天モバイルのより詳しい情報 (メリット・デメリットや注意点など) を知りたい方は、ぜひこちら↓の記事もご覧ください！

要注意 !「povo」は致命的な問題あり

ワーホリ・留学時の日本の電話番号維持に、auの格安SIM「povo (ポヴォ)」をオススメする方が多いですが、正直私はオススメできません…！

なぜなら、povoには「海外で特定の認証用SMS (認証コードの書かれたSMS) を受信できない」という致命的な問題があるから。

povoは2023年7月に海外ローミングへ対応し、通常のSMSは受信可能になりましたが、肝心の「SMS認証の受信」には問題が残ったままなんです。

受信できない認証用SMSの特徴

povoが海外で受信できない認証用SMSは「送信元が電話番号以外の文字列 (会社名・サービス名など) になっているSMS」です。

この件は、povo公式ヘルプページに明記されています。

povoのメイン公式ページではこの件に触れずに「海外で使える！」と謳っており、なかなか悪質です…。

いくら安くても、海外でのSMS認証がちゃんとできなければ意味がありません。現時点ではpovoは辞めておきましょう…！

格安SIMで番号維持する際の注意点

格安SIMに日本の電話番号を維持する場合は、格安SIMへの乗り換え前に以下6点に注意しましょう。

それぞれ分かりやすく説明していきます。

①スマホのSIMロック解除を行う

法改正により「2021年10月以降に発売された端末」は原則SIMロック禁止となりました。
( ※それ以前の端末はSIMロックされている可能性が高いです。)

大手キャリアで購入したスマホには、SIMロックがかかっている場合があります。

もしSIMロックされたままだと、他社のSIM (海外SIM含む) が使えません。

今のスマホのまま他社へ乗り換える際は、必ずSIMロックの有無を確認し、ロックされていれば解除しましょう。

SIMロックの確認方法

SIMロック解除方法

SIMロック解除は、スマホを購入したキャリアでのみ可能です。

キャリア解約前でも後でもSIMロック解除してもらえますが、解約後は手数料がかかるので注意しましょう。（解約前なら無料です。）

具体的なSIMロック解除方法は、各キャリアの公式サイトをご確認ください。

• docomo
• au
• SoftBank

②デュアルSIM対応のスマホか確認する

デュアルSIMとは、1つのスマホに2枚のSIMカードを入れて、2つの電話番号や通信回線を利用する機能を指します。

格安SIMで日本の番号を維持しつつ、海外でも同じスマホを使う場合、「日本のSIM」と「海外のSIM」の2枚を入れることになるので、スマホのデュアルSIM対応可否は必ず確認しましょう。

例えば、iPhoneのデュアルSIM対応機種は以下のとおりです。

デュアルSIM対応可否は「利用中のスマホブランド名＋デュアルSIM対応機種」などで検索すると確認できます◎

ちなみに、今使ってるスマホがデュアルSIM非対応の場合、以下3つのどれかで対応しましょう！

③デュアルSIMカードの組み合わせを確認する

自分のスマホがデュアルSIM対応だと分かったら、あわせて「対応可能なSIMの組み合わせ」を確認しましょう。

1つのスマホで日本のSIMと海外のSIMを使う場合、この組み合わせを把握しておくことが重要です！

具体的には、以下のどちらのパターンなのかを確認します。

SIMカードとeSIMの違いは以下のとおり。主流はSIMカードで、eSIM対応はスマホや通信会社によります。

SIMカード	eSIM
カード型のチップ 通信会社ごとに差し替える必要あり	スマホ端末内に埋め込まれているチップ 物理的な差し替え不要

「スマホのブランド名＋SIMカードタイプ」などで検索し、必ず確認しておきましょう。

④eSIMを選ぶ (SIMカード＋eSIMの組み合わせの場合)

デュアルSIMの組み合わせが「SIMカード＋eSIM」の場合、日本の格安SIMは「eSIM」を選びましょう。

海外でもeSIMのプランはありますが、SIMカードの方が選択肢が多いので、SIMカードの方は海外用に空けておく方が無難です。

⑤音声通話SIMを選ぶ

格安SIMでは、会社によって以下のようなSIMプランを見かけることがあります。

このうち、電話番号を維持できるのは「音声通話SIM」だけです。

他2プランの方が安いですが、間違えて契約しないよう注意しましょう。

⑥海外ローミングに対応しているか確認

海外ローミングとは？
現地の通信会社と提携し、海外でも通話やデータ通信を利用可能にする機能のこと。

日本の電話番号宛のSMSを海外で受け取るには、契約中のサービスが海外ローミングに対応している必要があります。

格安SIMには、海外ローミング非対応なものもあるので注意しましょう。

まとめ

今回はワーホリ・留学中の日本の電話番号をどうするか？について徹底解説しました。

おさらいすると、日本の電話番号をどうするかは「海外でも日本のサービスやアプリを使うか否か」を基準に決めましょう。

また、格安SIMで番号維持する際は、本記事で解説した6つの注意点に気をつけつつ、おすすめの格安SIM3社から自分に合うものを契約すれば完璧です◎

SIMの乗り換えは一見難しそうですが、やってみると案外簡単ですよ！

渡航1ヶ月前になったら、早めにSIMの準備を進めましょう◎